【交友録 後日録】 その1


 

201109201後日録.JPG

(2011年9月18日(日)午前6:31 東京都目黒区 西郷山公園にて撮影)

 

 

 

 

 

9月16日(金)午前10時から、8月16日付「交友録 その6」にてご紹介した霧島高原ビール株式会社に再度お邪魔しました。霧島高原ビールは鹿児島空港からタクシーで正味1分のところにあります。

 

この日は株式会社源麹研究所代表取締役社長山元正博氏がシンガポールにご出張中でお会いできず、奥様でいらっしゃる山元紀子様(バレルバレープラハ&GEN 霧島高原ビール株式会社 代表取締役社長)にお会いしました。山元様の出張は、焼酎の残滓を豚の麹発酵飼料、鶏の麹発酵飼料にすべく、リサイクルを研究されておられますが、その株主はトヨタ自動車株式会社、全日本空輸株式会社、日本通運株式会社、株式会社日本政策投資銀行等々錚々たるメンバーで、奥様によれば、既に山元正博社長は20年来これに注力されておられるとのことでした。

 

 

 

20110920山元さまと.JPG

 

 

(2011年9月16日(金)午前10:01 左から山元佳奈様、
私、一番右 山元紀子様 霧島高原ビール株式会社内にて撮影)

 

さて、山元紀子様のお話によると、グループ事業の一環として、焼酎を中心とした鹿児島の文化と、チェコのピルスナービール文化を融合させた異国情緒豊かなテーマパーク「バレルバレープラハ & GEN」を運営されておられます。

 

霧島高原ビール株式会社は、現在月間2万人の観光客を迎えられ、ビール、焼酎、マッコリ等を提供する施設として15年間継続され、最盛期には年間40万人を数えたこともあったとのことでした。

 

さらにこの間、来場されたお客様に向けての通信販売を、最初は小さなところから始められ、今では、事業の大きな柱の一つとなっているそうです。

 

私はマッコリをいただきましたが、マッコリという韓国の特産品も実は源麹研究所の河内菌によって製造されていることを知りました。河内菌とは、麹の神様とよばれ、麹研究に生涯をかけた故・河内源一郎氏(1883年~1948年)が開発された麹菌で、日本の焼酎の約8割に使用されているそうです。この麹菌の発見により、焼酎づくりは九州のみにとどまらず、韓国や満州までにも普及し、源一郎氏は現地におもむき焼酎づくりの指導も行われたそうです。アジア各国で愛飲されている焼酎のほとんどはこの麹菌と当時の指導の賜物と言えるそうです。即ち、私が頂いたマッコリは山元会長直々でご製造になっている製品ですが、マッコリも含め、韓国の焼酎の殆どが河内菌で造られているそうです。いってみれば、源麹研究所が保管している河内菌は国際ブランドになっているということです。

 

何はともあれ、年間25万人前後のお客様をお迎えしている事業が鹿児島にあることに驚きをもちました。要するに、「本物を追及すれば如何に人気がでるか」をまざまざと見せつけられた思いでした。

 

別れ際に、お嬢さんの山元佳奈様にもお会いしました。27歳とのことですが、お母様の後を継いで、この仕事に従事したいとのことでした。山元佳奈様は朗らかな方でしたが、お会いしてみて、霧島高原ビールは今後も発展することは間違いないと感じた次第です。

 

なお、今後は、ご次男がお父様でいらっしゃる山元正博様の後を継がれて、お嬢様でいらっしゃる山元佳奈様がその方を支えるという体勢になっているとのことです。

 

企業にとって大切なことは何と言っても有限であるとされている企業においてこれの存続を図るには適切な後継者を得るということにあります。無限でありたいと目指す企業として、後継者を得ることは極めて大切なことでありますので、ご次男が後を継がれるということは山元正博ご夫妻にとっては本当に幸せなことでしょう。

 

余談ですが、私はマッコリ「元祖源一郎さんのマッコリ」3本と黒酢「げんきっす」1本を注文しましたが、それは私の健康保持のために必要不可欠な商品と理解してお願いした次第でございます。

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