2012年4月27日のアーカイブ

仕事(その3)


 

20120427.JPG

(2012年4月26日(木)朝7:12 東京都千代田区北の丸公園にて撮影
ヤマツツジ:花言葉「燃える想い」)

 

 

 

4月13日(金)付記事より、「仕事」をテーマにした連載を掲載しております。仕事をとおして本当の意味で成長するにはどうすればよいのか、仕事をうまく運ぶコツとは何かなどについてのヒントとなれば幸いです。

 

 

【目標の効用】

 

仕事をしていて、「最近、つまらないな」と感じてしまうような経験は、みな誰でも持っていると思います。これは、目標が見えなくなったときに起こりがちです。楽しく、充実して生きていくためには、目標を持つことが必要です。

 

古代ギリシャの哲学者で、ギリシャ七賢人の一人とされるタレース(紀元前6世紀前半)が、「人生で一番楽しいことは何か」と尋ねられた際、「目標に向かって努力すること」と答えたという逸話があります。

 

目標がなければ、無意識のうちに人はだんだんいい加減になり、流されて生きていくことになってしまいますが、目標がある人生は、それに向かって努力し邁進することにより、素晴らしいアイディアが生まれたり、新しい情報や知識・トレンドを吸収する力も出てきたりします。目標とは、人が情熱を傾けることのできる対象であり、また、困難にぶつかったような時に乗りきる勇気を与えてくれるものであると思います。

 

 

 

【目標を達成するためには】

 

目標を立てても、途中で頓挫してしまう人は少なくありません。その理由は、目標が具体的な着地点を持ったものでないという可能性があります。目標は、単なる夢でも願望でもないのですから、目標の内容を具体的かつ明確にすることが必要です。

 

そのためには、タイムリミットを設けることがひとつの手立てでしょう。期限のない目標は淡い願望にすぎません。具体的な日時を設定することにより、自ずと日々の行動のスケジューリングもおこなわれますから、自分の為すべきことが明確になり、目標を達成しやすくなるのです。例えば、資格試験合格を目指している人のなかには、「いつか合格して会社をやめる」といった曖昧な目標を立てる人が多いと思います。しかし、私の知る限り、合格する人というのは「○年以内に合格する」という具体的な数字で目標を掲げています。

 

また、目標を紙に書き出すことも有効でしょう。自分の頭のなかにあることを具体的に紙に書くかどうかで、達成意欲に大きな差が出てくるからです。そして、目標は、分相応のものではなく、一生懸命に努力すれば手が届くほどの適度に大きめのものがよいということも付言しておきます。適度に大きい目標を設定すると、困難にぶつかったり低迷したりすることも多くなるとおもいますが、そのほうが、自分の成長に繋がるでしょう。

 

 

(リライト 加藤・宮本)

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