2012年5月10日のアーカイブ

前回、高井先生と接する中で

「つながりが年輪のように広がっていく世界」があることに気づいた、

という話を書かせて頂きましたが、

つながりを年輪化し、その価値を逓増させていくためのポイントにいくつか気づきました。

 

今日は、その中の一つ「定期的な情報発信」について書いてみたいと思います。

 

高井先生(高井・岡芹法律事務所)は「事務所報」を四半期に一度、

過去にご縁を結ばれた大勢の方にお送りされており、私も楽しみに拝読しているのですが、

これが読み物として非常に面白く、同時に価値のある情報源ともなっています。

 

この事務所報が、

日々、たくさんの方と出会われる高井伸夫先生(ならびに事務所の皆さま)にとっての

「ご縁の維持・構築」に一役買っていることは想像に難くありません。

 

「つながりの年輪化」を心がけるに際し、

こういった情報発信は非常に有効な方法であるということは、

年賀状の風習が現在に至るまで途絶えず残っていることからも

間違いないことではないか、と思われるのです。

 

せっかく生まれた人間関係を途絶えさせない(忘れられない)ための工夫として、

「定期的な情報発信」は有用なものでありましょう。

 

その最もわかり易い例が年賀状であり、これは言葉を換えれば、年に一度の

「定期的な情報発信」であるように思われます。

 

年始に年賀状が届くことによって、

 

「ああ、あいつは転職したんだなあ」

 

「そうか、彼は独立したんだ」

 

「彼女に子供が生まれたんだな」

 

という近況が分かります。

 

今はネットを介して、昔からの友人知人とのつながりも持ちやすくなりましたので、

少なくとも親しい友人知人においてはこういったことは少なくなっているかもしれません。

 

しかし、ネットのない時代においては、疎遠になった人とは、

年賀状だけが唯一の近況報告ツールだったわけです。

 

この年賀状が、まさに一年に一回、定期的に発信されてくることによって、

関係性が維持されたり、そこに記載されたある情報にひっかかって、

関係が復活したり、さらには深まったり、ということがあるのです。

 

高井先生からは常々、柳生家家訓を引き合いに出され、

 

「小才は縁に出会って縁に気づかず、

中才は縁に気づいて活かせず、

大才は袖すりあう縁も活かす」

 

と教わってきましたが、そう考えると事務所報もまた年賀状と同じく

 

(そして年賀状よりも多い頻度で、そして高い密度のメッセージで届けられる)

 

「袖すり合った縁をも生かす」

 

ためになされている工夫なのであろう、そんな風にも思われるのです。

 

こういった自身の(そして事務所の)情報発信を継続することで、

自分の情報や自身を取り巻く人間関係をお伝えし、

さらには周囲にいる人同士をつなぐことによって価値を生み、

 

といった、まさに「大才」にならんとされてきた意思を

事務所報というメディアからも感じることができるのです。

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