自己研鑽【その8】


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2012年9月12日(水)朝7:09
東京都千代田区北の丸公園にて 八重槿(ヤエムクゲ)を撮影
花言葉:「繊細な美」

 

 7月13日付ブログ記事から、「自己研鑽」をテーマに連載をしております。

 

 自己研鑽は終わることのない道程です。より高い目標を掲げて努力を重ね続ける姿勢がなによりも重要ですが、その途上で、困難や障害にぶつかるのは当然のことです。

 

 できれば困難や障害はなるべく避けてゴールにたどり着きたいと思う人がいるかもしれませんが、私は、むしろ進んでこれらを経験すべきであると思います。なぜなら、つらく、苦しい問題に遭遇しても、自分の考え方・感じ方をフルに活用し、それを克服していくことが、成長のために必要であるからです。いわば、「修羅場を体験する」ということです。

 

「若いときの苦労は買うてでもせよ」あるいは「艱難汝を玉にす」という先人の教えは、まさに物事の真理です。

 

 自らの努力と奮闘で困難を克服することにより、それまで抱いていた不安感・恐怖心はいつのまにか雲散霧消し、精神的に成長して、自信が生まれます。そして、さらに大きな目標に向かって邁進するようになるでしょう。

 

 では、どうしたら困難に挑戦する勇気が持てるでしょうか。私は、困難にであったときに、「ありがとう」と言うことをお勧めします。人は、本能的に危険を回避して、ある意味、易きに流れる存在ともいえますから、「ありがとう」の言葉には違和感があるかもしれません。しかし、前述のとおり、困難とは、自分自身を練磨・成長させてくれるチャンスでもあります。それが舞い込んできた幸運に感謝して、苦しみの対岸には、必ず大きな喜びが待ち受けていることを信じて、真正面から困難と向き合ってください。

 

 そして、無事に困難を乗り越えたあとは、自らを省みることも大切です。

 たとえば、タイトに設定された納期を無事厳守できたとしても、もっとスムーズに、スピーディーに、より質の高い仕事を成し遂げる方法があったのではないか等について、振り返ってみるのです。こうした作業によって、初めて気づく事柄もあるはずです。これを次に活かすことで、他人とは一線を画する成長が期待できるでしょう。

 

(リライト 加藤・宮本)

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