2012年11月11日(日)朝7:08
高井伸夫撮影「ランタナ」(東京都目黒区中目黒公園)
花言葉:「協力」「厳格」「心変わり」等
人間関係を深めていくのは畑を耕すのと同じ、とよく言われます。
畑において、何度も鍬や鋤を入れて耕していく作業は、一回やればそれで終わりという性質のものではありません。
何度も何度も、繰り返し鍬や鋤を打ち込むことによって、盤根錯節した木の根っこやら石やらを取り除いて深く掘り、土壌を柔らかくしていくものです。農作業においてはそうやって堅い畑を耕し、作物を作付けできる状態にしていくのは大切なことです。その状態を保ち続けるために、定期的に何度も何度も耕していく必要があるのだと思われます。
そしてこれは人間関係においても同じで、一回会えばそれでおしまい、というものではなく、繰り返しの接触を心がけ、関係性を深堀っていくことこそが肝要なのではないかと思います。
その点で高井先生はブログを拝読していても分かるとおり、あるいは直接接している方はなおご存じのとおり、地層が積み重なるように、あるいは年輪が刻まれていくのと同じように、長期間、時間をかけて耕してこられた数々のご縁が非常に広く、深く、続いているようです。
その相当に深いご縁の裾野を見聞きするたび、40年前、30年前、20年前、10年前、5年前、3年前、去年、あるいは先月、先週会った人とのつながりが重層的に重なり合い、ときに友人、知人同士をご紹介しながら、豊かな人間関係の生態系が形成されているようにすら思われます。
一人の人と出会い、その人の人となりや、なされていることに、ひと度、興味を持てば、定期的に、あるいは不定期的な出会いを蓄積していき、さらにメールや電話、そして事務所報といったツールを用いながら、
「出会いをご縁やつながりに転換していく」
ことを習慣化されているように見受けられます。まさに冒頭に記したように「大切な畑を耕すように、人間関係を耕されている」と思わずにおれません。
私もそのような高井先生の姿勢に触発された一人ですし、その姿を見習い、出会いをご縁・つながりにかえてきたいといつも思っています。