高井・岡芹法律事務所の胡蝶蘭
高井・岡芹法律事務所では、一昨年にいただいた胡蝶蘭が、一度枯れた後、昨2012年4月に2度目の花を咲かせ、また枯れて、その後また新芽が出て、今年の3月末頃より3回目の花を咲かせておりまして、現在も満開に咲いております。
この胡蝶蘭よりももっと長持ちしているのが、丸ビルにある、小生とおつきあいのある株式会社新規開拓のオフィスの胡蝶蘭です。胡蝶蘭が何度も咲き、そして咲き続け、3年が経つそうです。その手入れの方法について、代表である朝倉千恵子様からご寄稿いただきましたので、ご紹介します(朝倉千恵子様は、2011年8月23日付「交友録その7」でご紹介いたしましたので、あわせてご覧ください)。
わが社は、2010年2月10日に東京本社を丸ビルに移しました。
その際に、お客様からお祝いとして胡蝶蘭をたくさん頂きましたが、その胡蝶蘭が3年経った今も見事に花を咲かせているのです。
「必ずまた綺麗な花を咲かせたい」「絶対に枯らせないようにする」という強い思いが胡蝶蘭に伝わっているのでしょうか。正直、胡蝶蘭が二度も三度も咲くとは思ってもみませんでした。
花があるうちは美しい胡蝶蘭ですが、花が落ち、針金と茎だけになってしまった胡蝶蘭は可哀想なほど見る影がなくなります。どの企業様に訪問してもお祝いで頂いた直後は物凄く美しいのですが、花が終わってしまったタイミングではその後の取り扱いに非常にお困りの様子。かといってお送り下さった方のお気持ちを考えると花が終わったからと簡単に捨てることも心苦しい。
わが社も実は過去に頂いた胡蝶蘭には、頭を悩ませ、胡蝶蘭を栽培している方に、その後のお世話をお願いしたりしていました。
今回は一部の胡蝶蘭は里子に出したのですが、全ての胡蝶蘭をお送りせず、自らの手(自分達)で見守り、育てていくことにしたのです。しばらくして、水やりを継続しているとつぼみを発見。何と新たな芽がドンドン出始めたのです。きっと、お願いだからもっともっと長く咲いて。もっと、長くもってほしい枯れないで・・・という強い思いが・・・、管理し、懸命に育てているスタッフの「気」が・・・、その思いと愛情が、胡蝶蘭に伝わっているのだと感じるのです。
そんな当社には3年という間を通して培ってきた胡蝶蘭の育て方、新規開拓のオリジナルマニュアルのようなものがあります。懸命に育てている社員川上由佳の胡蝶蘭の育て方のまとめをご紹介します。
<株式会社新規開拓 胡蝶蘭の育て方マニュアル>
1.水やり頻度
・基本1日に朝1回、紙コップ1杯程度
・冬は2日に1回の時もあり
・夏はコップ2杯でも良い時もあり
・水ゴケが手で触って乾いている場合少し多めに水をあげる
※湿り過ぎると、根腐れをするため注意
・葉っぱを触り、やわらかくふにゃふにゃしている状態の場合は水が足りない合図
2.葉っぱの手入れ
・葉っぱが黄色く枯れたらその部分はすぐにカット
・特に根に近い部分は枯れやすいため黄色を残さず取る
・花が取れ、茎が枯れたら枯れた部分だけを切る
・根元からは 切らない、根元から切ってしまうと根元までの間に生きている、これから咲こうとしている芽がある可能性が高い。
・葉っぱについた埃や、水あかはおしぼりでふく
3.置き場所
・室温22~26℃
・東向きの会議室、日の出の光が当たる位置に置く
(日光が当たる場所が適しているようです)
・長時間陽が当たり過ぎると葉っぱが焼けるため気をつける
・レイアウト、バランスを考えて都度、社長が置き位置を変更してくださっている
4.その他
・針金で茎を 固定せず、自由に咲かせている
・「いつも綺麗に咲いてくれてありがとう」の気持ちで会議室に入る
植物も、本当に正直です。愛情をもって育てればすくすく育ち、反面、義務的な気持ちで水やりをしたり、「勝手に育て」とばかりほったらかしにすると、たちまち枯れてしまう・・・。
まさに育てる人の「本気」「根気」「やる気」次第。「本気」「根気」「やる気」。「気」とは思いの強さ。「気」の力は本当に大きいです。
わが社に長年ある観葉植物。
あまりにも大きく育ち天井までくっついてしまったユッカ。そのユッカ(青年の木)の茎をカットし、水栽培で根っこを育て、再度、鉢に植え替えるとまたまた大きく育つ。「病は気から」という言葉がありますが、植物へも「気=強い思い」は伝わるようです。
わが社の会議室で見事に咲いているこの胡蝶蘭はいつまで咲いてくれるでしょう?今も満開の胡蝶蘭が窓辺にズラリ・・・。面倒をマメに見てくれている社員に感謝します。
朝倉千恵子 拝