2014年9月13日(土)7:00
東京都神宮外苑付近にて彼岸花(白)を撮影
花言葉:「想うはあなたひとり」
今回も、5月30日付記事より連載しております、私がお世話になっている長生堂 院長 齊藤治道先生によるエッセイ「自然治癒力を生かす『重心七軸調整法』」をご紹介いたします。
齊藤 治道 略歴
1954年 宮城県生まれ。23歳から治療の道に入る。
長生学園で長生医学(整体療法)を学び、関東鍼灸専門学校で鍼灸治療を学ぶ。
厚生労働大臣認定(鍼師、灸師、指圧マッサージ師)の免許にて開業。これまで述べ15万人あまりの相談者を施術。
各種整体、カイロプラクティックやOリングテストをはじめ鍼灸等東洋医学の研究、研鑽の結果「重心七軸調整法」の治療体系を編み出す。
長生堂(東京オフィス、仙台オフィス)院長
健体康心の集い(自己整体法である導引法を指導)主宰
著書 「図説導引法」(非売品)
日本長生医学会会員。日本バイデジタルOリングテスト医学会会員。少林寺拳法五段。
重心七軸調整法のまとめ(1)「ハード面的調整法」と「ソフト面的調整法」
限られた紙面の中で重心七軸調整法の全てを記述することは不可能なことであるが、概略だけでも理解していただければ幸いである。
この治療体系の特徴をまとめとして簡単に説明すると、『ハード面的調整法』と『ソフト面的調整法』から構成されていることである。
基本的に『生命エネルギー』という流れが『脳という発電所』から、『脊髄という送電線』をはじめ自律神経系を介して全身を運営するシステムの中で、『Oリングテスト』という脳の反射機能を利用して診断していくのである。
(調整手順)
(1)ハード面的対応としてまず初めに、身体の構築的重心のアンバランスを正す。
これによって土台(基礎)を整えることが先決であり、基本である。
(2)次にソフト面対応として、身体各所の血流、筋肉及び軟部組織をはじめ眼、鼻、耳、咽喉、臓腑等全身のエネルギー伝達の正常又は低下、炎症や冷え等の有無を検出する。
エネルギーの低下部位は、その人の症状と基本的に一致しており、リセット(回復)する必要がある。
(a)エネルギーのリセット部位は重心七軸の中に存在しており、これを運営本部である『脳』からその情報(どこを、どうすれば活動エネルギーのスイッチがはいるか)を導きだし、軽微な刺激でその部位を瞬間的に調整する。
(b)リセットされた部位は、必要な活動エネルギーを得て、正常に戻ろうと回復し始めるのである。
(c)単純な異常(症状)はその場で消失、又は軽減していくのが、『重心七軸調整法』の特徴でもある。この様に瞬時に改善されるような場合、患者さんは一様にマジックをみている様だと表現する。然し乍ら、こじらせて複雑な症状や重症者は、回復する日数や施術回数も多くなるのは当然の理である。
※ 『重心七軸調整法は究極の自然療法』と言えるが、西洋医学を否定するものではない。身体の物資的限界を超えた場合、或は自然治癒の及ばない病気等に於いては無力に等しい。したがって病態により適応、不適応があるのは当然であるが、あくまでも生命エネルギーの伝達を正常に流すという基本中の基本を説く調整法なのである。
長生堂 院長 齊藤治道
次回は、重心七軸調整法のまとめ(2)として、先生が治療に当たられた症例についてお話いただきます。