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2014年8月31日(日)7:22
東京都目黒区中目黒公園にて白いナスの花を撮影
花言葉:「よい語らい」

 

今回も、5月30日付記事より連載しております、私がお世話になっている長生堂 院長 齊藤治道先生によるエッセイ「自然治癒力を生かす『重心七軸調整法』」をご紹介いたします。

 


齊藤 治道  略歴

1954年 宮城県生まれ。23歳から治療の道に入る。
長生学園で長生医学(整体療法)を学び、関東鍼灸専門学校で鍼灸治療を学ぶ。
厚生労働大臣認定(鍼師、灸師、指圧マッサージ師)の免許にて開業。これまで述べ15万人あまりの相談者を施術。
各種整体、カイロプラクティックやOリングテストをはじめ鍼灸等東洋医学の研究、研鑽の結果「重心七軸調整法」の治療体系を編み出す。
長生堂(東京オフィス、仙台オフィス)院長
健体康心の集い(自己整体法である導引法を指導)主宰
著書 「図説導引法」(非売品)
日本長生医学会会員。日本バイデジタルOリングテスト医学会会員。少林寺拳法五段。

 

 

 

◎ 医者を選ぶのも自己責任

 

人の体は、高い知能を持った超精密機械の如く全身の組織を運営(管理、調整)している。例えば、風邪の症状を正しく観察すると、発熱現象というものを一つとってみてもウイルス撃退作用の一環で、これはナチュラルキラー(NK)細胞のパワーアップを図る為に、免疫系の防衛システムがしっかり働いている証拠なのである。

 

これをわざわざ解熱剤を使って熱を下げることは、元々身体に備わった回復システムにブレーキをかけることにつながり、実にもったいのない話である。熱を悪者扱いする考え方は改めなければならない。『風邪は万病の元』と言われているが、薬で熱を人工的に下げ、無理をして仕事をする人がこの国には実に多い。身体を温めて、消化の良いものを食べて寝ていると、三日もあれば治るように身体は出来ている。医者にかかると、解熱剤をはじめ抗生物質やらなにやら4種類は簡単に投与される。

 

アメリカの感染症学会では、風邪に抗生物質は無意味であると結論づけているが、日本ではまだまだそれを出す医者が多い。患者は無知なので医者の言うことに素直に従う。そして自分のからだに備わった防御システム(先天的知能の働き)を自ら妨害している。今日本の医者でこのような風邪の患者に、『身体を温め消化の良いものを食べて寝ていれば、三日もあれば良くなりますからクスリは出しません。』なんていう医者は皆無に等しいのではなかろうか?

 

かと思えば当方に頸椎ヘルニアの治療で来院の65歳男性であるが、主訴の頸椎ヘルニアは良くなり、その予防の為に月1回くらいの割合で来院している方がいる。高血圧の為に降圧剤2種、利尿剤、コレステロール剤、他2種計6種のクスリを5年以上服用している。2年前からウォーキングのサークルに入って雨の日以外は、ほぼ毎日1万歩あるいているという。ここ1年血圧が下がりすぎて特に上が80mmHgになることもあり立ちくらみは常に起きる。血圧の先生に診てもらう時は精神的緊張も加わり、120~130mmHgでいい数値を示す為、自分で毎日計っている数値を見せても取り合ってくれないと言う。『ここで測る限り適正であり、また血圧が上がると大変だから服用していなさい』と毎回言われて帰ってくるという。その患者さんもそう言われると不安になり服用し続けているのである。風呂に入る時も100以下の時は、後で80mmHgぐらい迄下がりフラフラして倒れそうになる為、冬でもシャワーにしているという。血圧が下がりすぎているのでセカンドオピニオンを勧めるのであるが、そのドクターに義理があるらしく、医者を変えようとはしない。何とも不思議な義理堅い方もいるものである。クスリは逆から読むと『リスク』となる。

脳細胞は1日2、000L(ドラム缶10本分)もの血液を必要としている為、そのまま降圧剤を続けていると、認知症のリスクも高まるのである。血圧は少し高めでも神経質になる必要はないと主張する研究者もいる。私もこの意見に同感である。

 

150mmHgぐらいあっても心配せず、ストレスと塩分に気を付けて肥満にならないよう適度に運動することである。教科書通り上が140mmHg、下が90mmHg以上はクスリで下げなければならないと言う考え方はナンセンスな話である。

長生堂 院長 齊藤治道

 

次回は、血圧についてお話いただきます。

 

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