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2016年12月14日(水)17:38 スーパームーンを撮影

 

 

 

株式会社 開倫塾
代表取締役 林 明夫

 

「多様な働き方改革を考える―人件費を固定費から流動費に―」

 

1.高井伸夫先生からお教え頂いたことは数知れません。

(1)「企業は原則倒産」

昨年のように今年があり、今年のように来年があると考えたら、2年後、3年後には、その会社は存在しない。

(2)「事情変更の原則」

企業を取り囲む環境変化は著しい。事情が大幅に変化したら、今までの考え方を中止し、状況に合った考えに基づいて行動しなければならない。

(3)「人件費を固定費から流動費に」

売り上げ、利益は、競争状態や社会の経済状況によってどんどん変化する。上昇し続ける人件費を、固定費として存続し続ける企業はない。人件費をどう流動費とすることができるかを考え続けよ。

(4)「雇用契約(労働契約)」を「請負契約」に

労働生産性が低い企業、とりわけ、サービス産業は雇用契約(労働契約)ではもたない企業が多い。新しくサービス産業をやるのなら、はじめから請負契約で行った方がよい。

(5)「多様な働き方改革」

この改革をすすめる企業以外、これからは生き残れない。

 

2.

 (1)以上の教えは物事の本質を見事に突くもので、文字通り「ぐうの音」も出ません。私にとっては考えたこともないことばかりで衝撃的で、しばらく思考停止になってしまうほどです。

(2)ただし、表現は激しく、抽象的ですが、折に触れ1つ1つの教えの本当の意味は何か、自分の会社にとってどのような意味があるかをゆっくり考えてみると、少しずつでも取り組むべき道筋が出てきます。

(3)開倫塾は1979年創業、2017で創業38年目を迎える栃木県・群馬県・茨城県に60校舎を展開する小学生・中学生・高校生を対象とする社員400名余りの地元になくてはならない中堅企業を目指す企業ですが、高井伸夫先生の教えを少しでも実行に移し、倒産しない会社づくりに昼夜励んでいる企業でもあります。

(4)この1年間12回にわたり、「髙井伸夫先生から教えて頂いたこと」というテーマで文章を書かせて頂いた最終回として、「開倫塾の多様な働き方改革への挑戦」を紹介させて頂きます。

 

3.開倫塾の働き方改革を考える

(1)「企業は原則倒産」―「倒産しない会社づくり」が第一。

①高井先生から「企業は原則倒産」と何十回も教えて頂いたのですから、働き方改革の前提として、どんなことがあっても「倒産」だけは避けたい。

②開倫塾は未公開会社ですが、2011年より四半期決算を確実に実施。その前提として、月次決算を行うために毎月末には本部と60校舎すべてで実地棚卸しを実施。2016年から財務会計に加え、管理会計も導入しました。経営者である私は、地域の中堅企業としての「統合報告(Integrated Reporting)」の勉強をスタート。社員や金融機関、ビジネスパートナー、地域社会の皆様が見るに耐えるだけの統合報告書の作成を目指しています。

③「人づくり」こそが、「倒産しない会社づくり」の「基本のキ」。経営幹部にはできるだけ質の高い専門家の先生方の直接指導・個別指導を毎月お願いしています。

(2)「出入り自由な開倫塾づくり」

①様々な理由で開倫塾を一度退社した方々をもう一度開倫塾にお迎えすることが、「超人手不足」の解消に直結します。

②10年前、20年前に開倫塾を退社なさった方々が、子育てや介護を終えられて、再び開倫塾で働くことができるよう、万全の体制を整えています。

(3)「パソコンのスキル向上のためのパソコン研修」

①2015年度から、開倫塾では全社員を対象に、年間で合計8日間の本格的なパソコン初級研修を実施。

②タッチタイピングを含む「パソコン基礎」「ワード初級」「エクセル初級」がその内容です。

③2017年は、開倫塾本部と60校舎すべてのパソコンをwindows10に交換するので、「パソコン研修windows10版」も企画。

(4)「キャリア権推進企業宣言」

①開倫塾は、2011年度より「キャリア権推進企業」を宣言。「自分のキャリアを自分で形成することは基本的人権の一つ」であると考え、塾生や保護者、地域社会の人々、ビジネスパートナー、そして何よりも社員の皆様の「キャリア形成」を全面的に支援しています。

②開倫塾のすべての研修会は、非常勤講師の先生や事務パートの皆様も参加可能で、すべての研修会への積極的な参加を呼びかけています。

③幹部登用に向けての外部研修の半数以上は女性の参加になるよう努めています。

(5)「85歳過ぎまで働ける職場づくり」

①開倫塾の先生の条件は3つ。「子ども好き」「声が大きい」「研究熱心」、この3つの条件に適い、塾生を教えるに足りる「学力」と「気力」のある方であれば、性別、年齢、出身などは一切関係なく、開倫塾の先生として活躍可能です。

*ちなみに、開倫塾の絶対的禁止事項は、「セクシズム(性による差別)」、「エイジズム(年齢による差別)」、「レイシズム(出身による差別)」です。

②事務やカウンセリング、校舎管理など、教科を教える以外の仕事も山ほどあります。

③開倫塾でよければ、元気に働ける間は、85歳過ぎまで働く。たとえ週1回、1時間でもOKですから、元気に働く。85歳過ぎまで働ける職場づくりが、開倫塾の目標です。

(6)「テレワーク推進企業」

①開倫塾の仕事の中には、本部事務所や校舎でなくても、自宅などでできる仕事がたくさんあります。

②2017年より、作業の見直しや標準化を大幅にすすめ、「テレワーク」を大いに推進したく存じます。

③現在でも、一部業務を自宅等でやって頂いております。

(7)「健康経営企業づくり」

①まずは、「歯科」を含む「定期健康診断」の全員受診と診断結果の最大活用が第一。

②そのために、総務部に「健康経営企業推進室」を設置。健康診断をしてくださっている病院と産業医、顧問をお願いしている歯科医の先生方との協力を綿密にして、非常勤講師や事務パートの皆様を含む全社員の健康づくりに励んでいます。

③毎学期に一回ずつ、産業医や地元の足利工業大学看護学部長の先生方を講師としてお招きし、「健康ライフを考える会」を開催。

(8)①開倫塾では、社員が被選挙権を行使する際には、社員としての身分のままで立候補でき、また、公職を離れた場合には元の職に復帰できます。

②公民としての社会的義務を果たすことを支援する企業を目指しています。

③ただし、被選挙権を行使し、選挙に立候補する社員を企業として応援するか否かは、政策内容によります。社員同志が応援するのは自由です。

 

おわりに

(1)2016年1月から12月まで12回にわたり、高井伸夫先生から教えて頂いたことをどのように活かしたらよいかについて、私の拙い文章をお読み頂きありがとうございました。

(2)私自身、大学を出て29歳まで、開倫塾を創業するまで司法試験の勉強をし、また、実の弟の故林俊夫(ペンネーム、森圭司)が弁護士をしていたため、弁護士である髙井先生にお教え頂いたことをいつも特別な親しみと感謝をもってお伺いしておりました。

(3)お教え頂いたことを、少しずつ温め、試行錯誤、失敗に失敗を重ねながら、実行に移し、今日に至っております。これからも、読者の皆様とともに、高井伸夫先生にお教え頂き、一歩一歩確実に前進して参りたいと存じます。

ありがとうございました。

感謝

2016年12月26日(月)

 

 

開倫塾のホームページ(www.kairin.co.jp)に林明夫のページがあります。

毎週、数回更新中です。

お時間のあるときに、是非、御高覧ください。


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