青山俊董先生「泥があるから花は咲く」(幻冬舎)出版に寄せて

 

曹洞宗の大教師である青山俊董先生が、『泥があるから花は咲く』という本を出版されたことを12月9日の東京新聞の広告で知った。泥があるから花は咲く画像

私は、青山先生に何度かお会いしたことがある。初めてお会いしたのは、過去に弊所に在籍していた手塚成章氏が出家して、青山俊董先生の元でご指導をいただいたということから、2000年(平成12年)12月1日、弊所の年末講演会で青山先生にご講演いただくことになりご挨拶させていただいた。同講演会では、「いかに生きるべきか」と題してご講演いただいたのである。その後、年末講演会の御礼もかねて、名古屋の愛知尼僧堂にご挨拶に伺った。長野県塩尻市片丘の無量寺へは、2度ほどご挨拶にお伺いしたが2011年(平成23年)9月27日にお訪ねした際には無量寺から車で15分ほどのところにある、塩尻駅前のホテル中村屋で食事をご一緒させていただいた。

 

青山先生は日本の古代史についても博識で、色々なお話をしていただいたが、一番印象に残っているのは、邪馬台国と大和は同じ言葉だという話だ。邪馬台国は新羅語で、大和は百済語だったという話であった。そしてまた、無量寺にお邪魔した際に、非常に草木を愛しておられる印象も受けた。その他にも、お弟子さんが沢山お見えになることに驚いたのを覚えている。瀬戸内寂聴氏よりも位が上だとお聞きしていたが、まさにそれに相応しく、懐が深く広い人で、日本で最初に女性として大教師として迎らえたのも当然であろう。

 

冒頭の『泥があるから花は咲く』は、そんな青山先生が人生の意味について先生らしい言葉で語っているとのことなので、早速購入を手配した。青山先生の著作はたくさんあるが、その集大成として今から読むのを楽しみにしている。

 

以上

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