2017年6月2日のアーカイブ

2017年5月9日 出版記念祝賀会開催のご報告

 

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2017年5月9日(火)18:00から、アルカディア市ヶ谷において、私が執筆した書籍『一流の人は小さな「ご縁」を大切にしている』(株式会社かんき出版)、『弁護士の経営戦略』(株式会社民事法研究会)の出版を祝う会を開催し、総勢156名の方々にご参加いただきました。

同日は私の傘寿の誕生日でもあり、ご出席者の方のみならず、ご欠席された方からも、お花や祝電をいただき、会場は大変華やかになりました。

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司会は、本ブログでも連載をしていただいた公益社団法人全国求人情報協会の吉田修常務理事に務めていただきました。

吉田様には、私の古希の会でも司会をしていただきましたが、相変わらずの落ち着いた司会ぶりで、会をリラックスした心地の良い雰囲気にしてくださいました。

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冒頭には、株式会社かんき出版の境健一郎前最高顧問よりご挨拶をいただきました。

境様は、今年3月末に同社を退職されましたが、私は2002年刊行の『朝10時までに仕事は片づける』から始まり、今回の『一流の人は小さな「ご縁」を大切にしている』まで計10冊の書籍を出版していただき、大変お世話になりました。

境様、長い間お疲れさまでした。

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私からのご挨拶では、常日頃お世話になっている皆様へのお礼と、これから取り組みたいと考えている執筆のテーマ、特に私が自身で考えついた新説40話をまとめたものについては、人生の集大成として何としてでも書き上げたいということをお話ししました。

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かつて高井法律事務所に所属しておられ、私の一番弟子である弁護士法人いつき法律事務所の立花充康代表弁護士に、乾杯のご発声をいただきました。

立花先生は今回の式に、大分から遠路はるばる駆けつけてくださいました。温和なお人柄の立花先生は、高井・岡芹法律事務所のOBとして、今でも後輩弁護士たちに慕われる存在です。

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会の中盤、日比谷パーク法律事務所の久保利英明代表弁護士よりご挨拶をいただきました。

「高井先生は私のヴィーナスです」。皆様の度肝を抜き、笑いを誘うひと言で始まった久保利先生のスピーチは、さすがの流暢さ、かつ先生の謙虚なお人柄がよく表れていました。

久保利先生こそ、私のインスピレーション源です。

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続いて、株式会社新規開拓朝倉千恵子代表取締役社長にご挨拶をいただきました。

私の耳の持病が悪化したときにご自身で体得された気功による施術をしてくださったことや、これからの時代の女性の社会進出についてお話いただきました。自ら会社を起こし、精力的に働かれている朝倉様のお話は大変説得力のあるものでした。

 

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また、今回お越しいただいた皆様にお配りした記念品をご作成いただいた書道家の中村鳳仙先生に、ご自身の作品についてご説明いただきました。

中村先生とは、私が30歳、先生が23歳の時に初めてお会いしました。あれから50年、書の道をひたむきに精進されてきた中村先生は世界中で高い評価を受けています。先生の作品は将来必ずや国宝になるものと私は思っております。

今回の作品も、万葉集の志貴皇子の「岩走る垂水の上のさわらびの萌え出づる春になりにけるかも」という春先のこの季節にあった爽やかな和歌を美しい色紙に書かれた、非常に素晴らしいものでした。

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最後に、今回『弁護士の経営戦略』を刊行いただいた株式会社民事法研究会田口信義代表取締役よりご挨拶をいただきました。

田口様とは1994年に『リストラの攻防』を同社より出版いただいてから、20年以上にわたるお付き合いになります。

会の閉幕に相応しい、重厚感あるスピーチと三本締めをしていただきました。

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司会の吉田様より、私の卒寿、さらには皇寿(皇という字を分解すると白(99)と王(12)になることから111歳を表す言葉とのこと!)のお祝いを同じメンバーでできるよう、私を含め、お集まりいただいた皆様のご健勝をお祈りして、閉会となりました。

 

長年親しくお付き合いをさせていただき、私を支えて下さった方々から暖かいお祝いのお言葉をかけていただき、大変幸せな1日となりました。

皆様、本当にありがとうございました。

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2017年6月1日
高井 伸夫

 

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2017年5月14日(日)11:51 千葉市若葉区の風戸農園にてオオツルボを撮影
花言葉:「辛抱強さ、多感な心」

 

 

 

最終回 資本主義からの脱皮の第一歩(下)
(平成28年12月26日)

 

 

「経済」という言葉は、中国の古典にある「経世済民」(世を経〔おさ〕め、民の苦しみを済〔すく〕う)に由来することは、よく知られている。然るに現実はどうか?資本主義経済の下、過度な自由競争によって生じた如何ともし難い格差問題が、世界に蔓延している。格差を緩和するには、国民全体が平等・博愛・共助の精神によって助け合うしかないのであり、その一例が、前回述べたベーシックインカム等の導入である。

平等・博愛・共助を体現する条文を身近な法律でみると、たとえば民法90条(公序良俗)、労働契約法5条(使用者の労働者に対する安全配慮義務)、障害者雇用促進法第2章の2(障害者に対する雇用の分野における差別の禁止、使用者の配慮義務等)、同法指針等々が挙げられる。

日本を含む先進諸国の経済成長は鈍化し、拡大路線を進められなくなっている現在、日本社会は成長至上主義を断念し、成熟、定常化の方向に舵を切らざるを得ない。そして、フロンティアがなくなり、成長が限界に達したとなれば、垂直指向ではなくあらゆる物事を水平指向で考えなければならないのである。水平指向の社会では、量ではなく質の進化が追求され、機会の平等の拡充、そして公明・公平・公正が特に重視される。具体的には、①貧富の差を小さくするための政策の実施、②男性優位の社会から女性活躍の社会へ、③水・食料等の生きるための必需品の質を平均化・充実化し、国民に公平に行き渡るための施策の実施等である。

日本資本主義の父といわれる渋沢栄一(1840~1931)は、『論語と算盤』を著し、「富みながら、かつ仁義を行い得る例はたくさんにある」とした。渋沢は論語を規範とする企業経営を実践したのだ。企業が社会に貢献して利益を出す存在であるなら、社会貢献を忘れて「われ勝ちに私利私欲を計るに汲々として」利益のみに狂奔しては、企業の本来的使命を忘れたことになる。企業が使命を果たし永続するために必要とされるのは、論語に代表される倫理観・道徳観であり、法令遵守のみならず倫理・道徳に適った運営をして企業活動の公明・公平・公正を実現しなければならない。

今年は、6月にEU離脱を是とする英国における国民投票結果、11月に米国大統領選挙におけるトランプ氏の当選という世界中が驚く事象が起こった。ここから導き出されるのは、物事の本質をより追究するには、見える世界よりも「見えない世界」に迫る努力こそが重要であるという教訓である。英国と米国での事態を予想できなかった世界中のジャーナリズムは、見える世界を表層的に論じるだけで満足していたことになる。見えない世界が今後どんどん広くかつ威力を持つようになると、様ざまな分野において専門家の予想が外れることも多くなるだろう。

かのアインシュタインは、「宗教抜きの科学は足が不自由も同然であり、科学抜きの宗教は目が不自由も同然である」といったが、天才科学者が見えない世界を大切に思っていたことに私は深く感動する。

日本は社会主義の国だと揶揄されてもいるが、和をもって尊しとする国民性ゆえに諸外国に比べて格差が小さい。日本は、自分たちの経験も踏まえて、仁義・道徳・倫理を大切にする新しい経済体制を世界に発信すべきである。それには、さらに強力な思いやりのある社会主義化を進めていかなければならない。それでこそ、真の意味の経世済民の実現につながるのである。

 

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