2017年8月12日~14日「函館旅行記」
8月12日(土)
11時40分函館空港到着。
13時15分のシャトルバスまでしばらく時間があったので、空港3階のレストランで海鮮どんぶりを食べましたが、期待していたほどの味ではなかった、というのが正直な感想です。
その後シャトルバスに乗って、15時頃大沼プリンスホテルに着きました。ホテルがある七飯町は緑豊かなところでしたが、雨が降っていたせいか、少し涼しく感じました。
16時に鹿部町に行き、鱈子を発見しました。案内して下さった道南タクシーの運転手さんが教えて下さったのですが、函館の鱈子は特級品だそうです。道の駅でお土産に一箱購入しました。
道場水産を訪れたところ、そこでも鱈子が製造されていました。ここで作られる鱈子は日本全国でも1、2を争う良質・高級な商品だそうです。
福岡県産の明太子は有名ですが、明太子に使われるスケトウダラの鱈子は北海道でしか取れないため、鹿部町の鱈子を加工して作られているそうです。
その後、鹿部町の大寿司というお寿司屋さんで鱈子を食しました。やはり、旨みが凝縮されていて、とても美味しかったです。
18時20分に北海道出身の事務所員お薦めの、大沼にあるラッキーピエロというハンバーガーのお店に行き、チャイニーズチキンバーガーの卵入りを食べました。このお店は、日経新聞のご当地バーガーランキングで1位になったそうです。
ホテルに戻ったのは20時頃です。静かなホテルでしたが、ちょうど私が戻った頃、中国からの旅行客が団体でお風呂に入るとのことだったので、残念ながら大きなお風呂には入れず、部屋のお風呂で汗を落としました。
8月13日(日)
10時頃、降り続いていた雨がいったん止みましたが、空模様は優れず。いつでも振り出しそうな天気でした。
高いところから函館市内を見わたそうと7時にシャトルバスに乗ってまず函館空港に向かい、函館空港からタクシーで山を登りました。しかし残念ながら小雨が降っており、かつ霧がかかっていたので、全くと言って良いほど何も見えませんでした。
諦めきれず、函館山の2合目までタクシーで行ったのですが、結局ここでも雨と雲とで視界が開けず、景色を見ることはできませんでした。
仕方なく下って、村岡画廊にお邪魔しました。藍染の作品などをみせてもらい、店主の村岡武司さんと色々なお話をさせていただきました。
11時過ぎに五稜郭タワーに行きました。エレベーターで90mを一気に上り、上から見下ろしたところ、その名の通り、実に見事な星形になっていて感心しました。飾られていた写真を見ると、春には土手に植えられた桜が一斉に咲き、また違った景色となるようです。
五稜郭が造られた当時は、大砲の弾が沿岸から3キロメートルまで届いたため、五稜郭は沿岸から5キロメートル離れたところに造られたそうです。こういった話を聞くと、日本人には匠の精神が満ち満ちているということを改めて感じます。
その後、「やきだんご 銀月」というお団子の店に行き、お団子を購入しました。地元では知らない人がいないという程の名店だそうです。
事務所の所員が卒業した函館短大を見て、12時半に函館空港まで戻ってきました。
タクシーで金寿司というお寿司屋さんで、お寿司をちょっとつまんだ後、7、8の画廊と骨董商をめぐろうとしたのですが、生憎お盆休みの、しかも日曜日だったため、そのほとんどが休みでした。
しかし、画廊・骨董商巡りのために函館市内をタクシーで回ったので、市内の空気をかなり理解することが出来ました。函館市は人口が減少していて斜陽化しつつあるようですが、お盆休みなど観光シーズンには観光客が多く集まり、街並みに活気が溢れるようです。
この日は朝10時まで雨が降り、いったん上がったものの午後4時からまた降り出すという天気であったため、当初予定していた伊達市在住の画家さんのところへ訪ねていく気には、とてもなれませんでした。
その代わりに、函館市が運営している函館市立北方民族資料館に向かいました。この資料館には、アイヌ民族に関する資料を中心として様々なものが展示されていました。私は、アイヌ民族自体についての知識はあったのですが、彼らが実際に身に付けていた服飾品や祭祀や生活に使用していた品を見たことがなかったので、「この資料館を見学できただけで函館に来た価値があったなぁ」と思えるほど非常に興味深かったです。
続いて旧イギリス総領事館を見に行きました。いわゆる一般的なイギリス式の庭園で新鮮味はありませんでしたが、明治から昭和初期にかけて函館が世界的にもメジャーな都市であったことが窺われました。
8月14日(月)
いよいよ旅行最終日となりました。帰る前に、見学も兼ねて朝市に行き、この日もお寿司をいただきました。函館は魚介が新鮮で、お寿司がとても美味しいのです。
この日も曇り空で時々雨が降るというすっきりしない天気でした。最後まで雨に祟られた3日間でしたが、函館では8月中旬は紫陽花が盛りの季節ということで、雨に美しく映えていたのが印象的でした。
以上