2017年12月19日のアーカイブ

11月2日~5日「台湾旅行記


高井・岡芹法律事務所
上海代表処 中国律師 段 霊娜


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11月2日

飛行機がそろそろ台湾・松山空港に着陸しようとするとき、私は、これまで見てきた台湾に関する新聞や教科書、そして旅行雑誌等の写真等から得た情報を基に、台湾はどのような場所なのだろうかと想像していました。松山空港から出た瞬間に、猛烈な日差しに出迎えられ、11月の台湾はまだまだ蒸し暑いと感じたことが、台湾の第一印象でした。

 

松山空港で高井先生と合流した後、ガイドさんに連れられてホテルへ出発しました。ガイドは李さんという方で、今回の台湾訪問団には同姓の李さんが参加していたことから、自分のことを李(スモモ)と呼んでほしいと話をするなど、非常に明るく活発で親切な人でした。

 

ホテルで暫く休憩した後、全員で小籠包を味わうため、「鼎泰豊」に移動しました。小籠包といえば、私の故郷「常州」は小籠包の発祥地と言われています。今回訪れた「鼎泰豊」は台北市の信義路に位置し、「鼎泰豊」本店として歴史のある場所でした。常州流の小籠包との違いとしては、まず小皿に入れた調味料です。常州の場合、小皿にお酢と生姜を一緒に入れるのですが、「鼎泰豊」ではお酢とお醤油を半分ずつ入れて、生姜は別の小皿に入れるようです。そして、小籠包の中身に驚きました。常州では、伝統的な豚肉が入っていることが多いのですが、「鼎泰豊」の小龍包は種類豊富でした。鶏肉、魚等のしょっぱい味だけではなく、あんこ、チョコレートといった甘味系まであって、お客さんを飽きさせない工夫を感じました。そして最後はやはり皮の勝負です。常州の場合、小籠包の皮が台湾よりもっと厚くて弾力がある一方、「鼎泰豊」の小籠包の皮は薄くてすごく柔らかく、それぞれ長所があると感じました。

 

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美味しい小籠包を食べた後、有名な故宮博物館へ見学に行きました。台湾の故宮博物館というと、「翡翠白菜」と「肉形石」が代表的な展示です。しかし、私を最も驚かせた宝物は、中国の有名な画家である張大千氏が創作した「廬山図」です。「廬山図」は張大千氏が83歳の頃に描いたもので、完成までほぼ1年半を要した作品です。10メートル以上の大きさの絵の前に立ち、同じく中国人画家の徐悲鴻氏が贈った「500年に1人の画家」という賛辞は正しいということを深く感じました。

 

夕食は寰瀛法律事務所の劉志鵬先生、黄馨慧先生にご招待いただき、金沢大学の陳一教授とともに台湾料理をいただきました。劉先生は丁寧に台湾の名物料理を紹介してくださり、笑いながら高井先生との思い出話を語ってくださるなど、高井先生との縁を大切にされていることがうかがえました。

 

11月3日

3日の朝、雨がちょっと降ってきました。最初に観光したのは林安泰古厝です。林安泰古厝は台北市に現存する建物の中で最も古い古厝(古民家)の一つです。専門家と学者たちの努力により再配置計画が策定され、濱江公園に移して保存されています。李(スモモ)さんの紹介によると、古厝の外観は南方の建築様式で、自由自在の理念を持って庭園を造られたそうです。世界遺産として知られる中国蘇州市の庭園と比べて、林安泰古厝の限りない空間の中で、生活、養生、教育、観賞等の機能を備えていて、かつ「小中見大」を感じられた園林でした。

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林安泰古厝を観光した後、我々は国立歴史博物館と台北植物園を訪問しました。時間の都合で、国立歴史博物館は1階のみの見学でしたが、国立歴史博物館のパンフレットにとても感動しました。台湾で有名な女性詩人の席慕容氏が国立歴史博物館のために、詩を作っていたのです。

「人生を博物館のようにすごせますか?今生、再び貴方と会い、櫃の外にいる貴方、私はもうその中。冷たいガラスで隔てて、貴方が来るのを望んでいる私は錯愕の間に、貴方は何か聞こえた、もちろん信じられないよ。きっと信じられないよ。ここにあるすべての絹、すべての帛、すべての三彩と泥塑、櫃の中のすべての彫刻と紋飾よ。全部が貴方にあげたい愛、全部が百千万劫に遭遇した不死の私の霊魂」

歴史は流れています。現在はガラスの外に立っている私がいつの間にか櫃の中にいるのでしょう。

 

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午後は、1時間かけて、九份に行きました。「千と千尋の神隠し」で一躍有名になった街ですが、残念ながらあいにくの豪雨で、なかなかゆっくり観光することができませんでした。この日の最後は台北市の代表的建築物「台北101」を観光し、あっというまに1日が過ぎました。

 

11月4日

朝6時半頃ホテルから出発して、新幹線に乗り、台南の高雄に行きました。高雄国家体育場が今回の目的地でした。体育場を入る前に、70歳くらいのご夫婦と雑談した際、旦那さんが訪問団の一員である王建寧先生と同郷ということに驚きました。旦那さんも10数歳の頃に家族と一緒に台湾に来て、それから大陸へ戻ったのは1度だけということでした。ご高齢にもかかわらず、もう一回故郷に帰りたいという気持ちに感動しました。

高雄国家体育場の建築を担当した伊東豊雄氏のご配慮で、我々は体育場の内部まで見学することができました。あの日の日差し、日差しに緑が映えた景色、訪問団の鮒谷氏と包先生が一緒に体育場を駆け回る姿が非常に強く印象に残っています。

 

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本日最後の日程は、烏山頭ダムの観光でした。嘉南平野の農業灌漑を主目的として建設された烏山頭ダムは、完成に10年を要しました。上空からは緑の珊瑚のように見えるため、通称「珊瑚湖」と呼ばれています。現地の農民たちは建築者の八田與一技師に感謝の意を表するため、銅像を作り、彼の偉大な功績を称えています。観光中、黄色い菊の花をもって八田技師に献花する外国語学校の日本人教師の姿を見ました。皆さんが八田技師のことをずっと忘れていないのです。

 

11月5日

台湾旅行の最終日、私はホテルの周辺を散策し、「温州麺」という小さな店に入り、普通の台湾人と一緒に並んで麺を食べました。「また台湾に行きたい」、私はそう思っています。

 

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以上

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