高井伸夫の社長フォーラム100講座記念~1講1話・語録100選~
<コラム>社長の接待学 その1・その2
社長の接待学(その1)~接待も成果主義で~
私は、接待は大いにやりなさいと言っている。いまこそ接待が効果を発揮する時代だ。
接待も成果主義でやらないといけない。つまり、話がまとまったときに接待する。まとまる前だと食い逃げされる恐れがある。これは私の実感だ。だから「この話がまとまったらパッとやりましょう」と堂々と言うわけだ。そうすると、まとまらない話もまとまる可能性が少し出てくる。少なくとも結論が早くなることだけは確かだ。
社長の接待学(その2)~「残心」の演出~
接待は終わりが大切だ。まずお見送り。営業が成功するコツはエレベーターの前まで送ること。もっと熱心な社長は1階までついていき、車が見えなくなるまで頭を下げる。
そして別れ際に「またこういう機会があればいいですね」と必ず言うこと。一度きりではなく、2度3度あり得ると思わせる。そして翌日、必ずお礼状を出す。
これは「残心」の世界の極地だ。こういうことは社員にもしっかり教えないといけない。