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2014年7月6日(木)7:25 東京都港区芝公園にてエリカを撮影
花言葉:「孤独」

 

 

今回も、5月30日付記事より連載しております、私がお世話になっている長生堂 院長 齊藤治道先生によるエッセイ「自然治癒力を生かす『重心七軸調整法』」をご紹介いたします。

 


齊藤 治道  略歴

1954年 宮城県生まれ。23歳から治療の道に入る。
長生学園で長生医学(整体療法)を学び、関東鍼灸専門学校で鍼灸治療を学ぶ。
厚生労働大臣認定(鍼師、灸師、指圧マッサージ師)の免許にて開業。これまで述べ15万人あまりの相談者を施術。
各種整体、カイロプラクティックやOリングテストをはじめ鍼灸等東洋医学の研究、研鑽の結果「重心七軸調整法」の治療体系を編み出す。
長生堂(東京オフィス、仙台オフィス)院長
健体康心の集い(自己整体法である導引法を指導)主宰
著書 「図説導引法」(非売品)
日本長生医学会会員。日本バイデジタルOリングテスト医学会会員。少林寺拳法五段。

 

 

6-1 Oリングテストについて

 

正式には、バイ.デジタル.O-リング.テスト(BDORT)という。

1970年代にニューヨーク在住の日本人医師の大村恵昭博士(医学、薬学)が開発した診断法である。

 

大村先生は西洋医学の先端、心臓外科の研鑽を積み、工学部出身の知識を充分活用して、循環系医学の先端医療を極める。一方、東洋医学の研究も深めて東洋、西洋、両医学に精通された方で欧米では鍼及び電気治療の分野で著名な専門家である。

 

1993年、米国特許庁は医学系研究者の強力な後押しとその科学的データを認めて知的特許を許可している。

 

その方法は特別の器具も必要とせず、患者の手の指で(拇指と示、中、薬、小指のいずれかで)輪(Oリング)をつくる。その輪を診断(検)者の拇指と示指で引っ張り、患者の輪が離れるかどうかで診断をするのである。具体的には患者の身体の異常のある部位を触れて検出したり、又、患者の空いた方の手で薬や、飲食物を持っての検査も可能である。これは力くらべではないので検者は一定の力で引っ張るトレーニングが必要となる。薬や食べ物の合否は、自分にとって健康で安全なものであればOリングは開かず、逆に害のあるものは簡単に開いてしまうのである。

 

BDORTをする場合、特に注意する点は、マイナスの電磁波のある場を避ける。例えば合成繊維のカーペットの上やテレビの近く等、磁気を帯びたネックレスや金属も身体からはずした方が良い。

 

充分なトレーニングを受けて、このOリングテストを使いこなせるようになると、上級者では、ウイルスや細菌感染の部位及び有効薬の最適安全量まで判定可能であり、更には早期ガンまでも見つけることが可能であるといわれている。

 

 

6-2 Oリングテストの利点と応用

 

1、 患者の訴えや詳しい病態説明を聞かなくても、全身の異常箇所を検出できる。

2、 臓器代表点を用いて、西洋薬や漢方薬、鍼灸やその他の治療法の有効、無効の判定ができる。

3、 日常の飲食物、栄養剤、常用薬、サプリメント等、その人に対する有効性や有害性及び適量まで判定ができる。

4、 ある物質に対するアレルギー性反応や、適合性が判定できる。

 

指の筋肉は骨格筋の中で最も柔軟に動くすぐれた運動器官で脳と直結している。異常のある臓器代表点や皮膚を刺激した情報はただちに脳へ伝えられ、脳は無意識のうちにその情報を判断し筋肉に伝える仕組みになっているようである。

 

※ 体内の生理作用(体質)には個人差が大きく皆一様ではないので、特にOリングテストによる判定は大変有効なのである。

 

何故このような現象(変化)が起こるかについて大村先生は、物質の電磁場的質量に対する脳の反応現象と述べている。確実性の高い原理の1つであると考えるが私的に解釈すると、やはり生命の本源である先天的知能が五感プラス意念という全身にはりめぐらせたセンサーによって判定していると云わざるを得ない。因みに弁護士の高井伸夫先生はOリングテストは立派な科学であると評価している。

 

身体が同じように反応する現象は、仮説から始まり、数値化されて証明されると、一般的に常識化するのであるが、今はまだ社会的にも浸透性が浅い。Oリングテストは病気の出発点(真の原因)を追究できる医療でもある。

 

これから将来、常識化される未来医療の有望株の一つとして私は絶大なる信頼と期待を寄せている。何故なら、私の診断と治療法はOリングテストによって体系化されており、時には奇跡的と思われる結果を導き出しているからにほかならないからである。

 

大村恵昭博士(医学、病理学)略歴
日本BDORT医学会会長
マンハッタン大学電気工学科客員教授
シカゴ大学薬理学教授
ニューヨーク州公認国際鍼、電気治療大学学長
1993年、米国特許取得。(この特許をとるには名のある大学の教授クラス10人以上による追試で誰が行っても有効であると認められることが必要で、この条件をクリアしている。)


参考文献  「図説 バイ・デジタル・Oリングテストの実習」(大村恵昭、 医道の日本社)

 

(長生堂 院長 齊藤治道)

 

 

次回は、身体の中心軸である「背骨」と重力についてお話いただきます。

 

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2014年7月6日(日)7:16 東京都港区芝公園にてローズマリーを撮影
花言葉:「私を想って」

 

 

日本の隣国(中国・韓国)

 

最近、日本と中国、韓国との関係が相当、険悪な状況になってきた。国の外交は、まず「隣国」との関係を良好な状態で維持するのが国際外交のイロハだが、我が国の「安倍総理」は、中国や韓国を刺激するような言動を繰り出しては、「中国・韓国、なんぼのもんじゃい!」と言わんばかりに振る舞っている。もちろん、中国や韓国の「反日」は今日に始まったことではないが、それでも、これほどまでの膠着状態は過去になかったことだ。とくに、安倍首相が靖国神社に参拝してからというもの、関係が急激に悪化している。

 

それだけに、日本のマスコミは連日、中国と韓国に関するネガティブな記事を掲載、中には言葉に出せないような見出しがついているのもある。それも、どんなに恥部的な内容でも、そこはある程度の品を感じさせる文章で伝えんとするならまだしも、大手出版社系列の雑誌までが不愉快な言葉のオンパレードときている。今日の、このようなマスコミの状況をして、日本のマスコミのレベル、実力がわかるような気がする。

 

このように述べるといかにも、中国や韓国の肩をもっているように思われるが、そうではない。中国や韓国のマスコミ、政府関係者の言動にも眉をひそめたくなるような言葉が溢れており、どっちもどっちである。ただ、相手を貶す(けなす)場合、聞いている者が納得できるような「言葉使い」「記事・文章力」はあってしかるべきである。とにかく、昨今の不況の出版界にあって、中国と韓国の悪口を記事にすればある程度の販売部数が期待できるからか、中国・韓国関連のネガティブ記事は当分、続くだろう。

 

書き出しに「隣国」と記したが、中国と韓国は、日本にとって「とても深い関わりをもつ隣国」であり、文化や風習には重なるものが少なくない(正確には北朝鮮も隣国だが今回は省きました)。

 

われわれが使っている漢字も中国からきたものであり、それ以外にも仏教伝来をはじめ、多くの文化が中国、朝鮮半島を通じて日本に入ってきた。いわば、ルーツを辿れば一つのところに行きつく、近くて近い隣国なのである。それだけに、中国と韓国との関係はなんとしても良好な関係を維持しなければならないのだが、安倍総理にはそれを期待するだけの器量も知恵もないとあっては、中国・韓国と個人的な関係を維持している日本人たちに期待するしかない。国と国との関係も、個人の人間的な信頼関係が土台になって形成されるものゆえ、最悪の関係におちいるのだけは防ぎたいものである。

 

中国といえば、高井先生は早くから、中国に「高井・岡芹法律事務所」を開設している。中国の経済が開花しだした頃、高井先生は“企業の海外進出”と同じような先見性から中国に進出。そう言う意味では、高井先生の法曹界における国際感覚は相当なものである。以前に高井先生から聞いた話だが、中国に「上海高井倶楽部」があったそうである。その上海高井倶楽部を通じて日中に関連している様々な方と出会い、縁を結ばれたが、その縁が後々に「日中間における人的交流の種」になっているとしたら、これこそ、中国との関係における潤滑油的な役割を果たすと思える。中国や韓国を貶すことにはしゃいいでいないで、相手の国・国民と交わっていこうとする広い視野こそ、隣国の関係を良好に保つ秘訣ではないだろうか。

 

前々回のコラムで「アベノミクス」を批判的に切り捨てたが、この原稿を執筆するにあたりまたもや「安倍総理」を取り上げてしまった。そこで、ついでだから安倍総理について少しだけ触れておきたい。

 

中国と韓国の関係がこのような状況に陥った一番の要因は、安倍総理にあると言っても過言ではないだろう。靖国神社問題、中国との領土問題、慰安婦問題とは別に、世界第三位の経済大国のである日本のリーダーにあるまじき器量と人格をして、このような状況になってしまったと思えてならない。だいたい、政治家としての理念、哲学、教養もない人が総理大臣になってしまった“過ち”が問題なのであり、アベノミクスなる経済政策における「愚策」のように、外交においても失格である。本当なら、マスコミは声を大にしてそのへんの問題点を取り上げ指摘しなければならないのだが、日本のマスコミは…よそう。この勢いで書いたら日本中のマスコミから袋叩きされかねないだろう。

 

 

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2014年6月15日(日)東京都文京区白山4丁目にてガクアジサイを撮影
花言葉:「移ろ気」

 

今回も、5月30日付記事より連載しております、私がお世話になっている長生堂 院長 齊藤治道先生によるエッセイ「自然治癒力を生かす『重心七軸調整法』」をご紹介いたします。

 


齊藤 治道  略歴

1954年 宮城県生まれ。23歳から治療の道に入る。
長生学園で長生医学(整体療法)を学び、関東鍼灸専門学校で鍼灸治療を学ぶ。
厚生労働大臣認定(鍼師、灸師、指圧マッサージ師)の免許にて開業。これまで述べ15万人あまりの相談者を施術。
各種整体、カイロプラクティックやOリングテストをはじめ鍼灸等東洋医学の研究、研鑽の結果「重心七軸調整法」の治療体系を編み出す。
長生堂(東京オフィス、仙台オフィス)院長
健体康心の集い(自己整体法である導引法を指導)主宰
著書 「図説導引法」(非売品)
日本長生医学会会員。日本バイデジタルOリングテスト医学会会員。少林寺拳法五段。

 

 

5-1 先天的知能(生まれながらに内在する叡智)の役割

 

※ 先天的知能と、自然治癒能力という言葉は重要なキーワードなので重複する。生命の根源的役割を果す先天的知能は、身体の正常な機能(健康)を維持運営するために、脳というスーパーコンピューター、兼発電所の発電源となり、そこで生まれた生命エネルギーは神経系を利用して全身末梢部へと伝達されている。

 

その結果、各器官は正常な生命活動を表現できるのである。これをもう少し単純に例えてみましょう。

 

① 中心のエネルギーは、先天的知能により脳という「発電所」で作られる。

② そのエネルギーは、神経という「電線」を通じ、全身に伝達される。

③ そして全身各組織の細胞に、生命の働きや機能を与える。

 

ただ身体を流れる生命エネルギーが、電気エネルギーと異なる点は、知的調和をもたらす「命令エネルギー」であるということである。

 

この知的エネルギーには、身体を正常に保とうとする修復力や回復力となる「力」が存在している。これを一般的に「自然治癒能力」又は「自然良能」と呼んでいる。

 

全身に網の目のようにはりめぐらされた神経、このどこか一ヶ所が切れると、その先の器官が力を失ってしまうことでも、この力の流れは、ある程度理解して頂けると思う。

 

 

5-2 統合された人体の仕組み=全機一能性

 

天地自然の妙は、仕組まれた無数の歯車がしっかり噛み合い、それぞれの役割を成すように人間の身体を創り出した。

 

身体の各部分を見ると、それぞれある程度の独立性を持ちながらも、その根底においては、全体に結びつけられ、全体の統御のもとにおかれて機能している。このような働きを「全機一能性」という。

 

右手も左手も、右足も左足も全部自分自身そのものである。昨今の西洋医学は、顕微鏡の発達から人体を細かく分析する技術が発達し、専門分野域はパーツ単位に細分化された医学になっており、そこには統合性が増々見失なわれる傾向になってきている。

 

前述したが、我が国の「専門医制評価認定機構」によると現在70あまりの専門医制が認定されている。

 

「全機一能性」の続きをもう少し述べると、循環器系は心臓を中心に血管を通して全身に血液を送る器官である。つまり心臓の働きは全身のために機能している。

 

従って「心臓は全身である」と言っても過言ではない。心臓というポンプを「根」とすると「枝」は全身の脈管である。顕微鏡でなければ見えない毛細血管が全体の95%を占め、全長では10万km(地球2.5週)と言われている。面積からしても心臓よりはるかに大きく、全身の細胞1つ1つに酸素をはじめ栄養やホルモンを送ったり、外気温に応じて血管を太くしたり、細くしたりして体温の調節をしている。精神的緊張の必要があると、自ら収縮して血圧を上げてそれに対処している。このような想像を絶する複雑な働きをスムーズに行っているのである。

 

 

5-3 その人の個性を把握することの重要性

 

医師をはじめ、治療師は人を健康に導く役割を担っている。

 

医学を志す者は、身体の構造と、その働きを探求することはもちろんのことであるが、更に進んで、その人の性格や生き方など、疾患の背景にある深層部まで立ち入らなければ、観えてこないものがある。

 

医師や治療家は本来「人間整備士」なのである。自動車の整備士は、車の構造をはじめ、機能、馬力、用途等すべてに精通してはじめて整備が可能になるように、「その人を知る」ことが治療の条件になってくる。

 

ただ人間は、車のような物体と大きく異なり、構造や機能がより精密でかつ複雑で、更にそこに精神が存在している。それは感情、本能、知性、理性、意思といったものが複雑に絡み合い、その考えるところは自由放蕩的である。まさに十人十色とはよく言ったものである。

 

従ってそのような人間すべてを知ることは、非常に困難極まるものであるが、その深部にある個性を把握することが治療上とても重要である。3~5分の診察時間でどこまで観えてくるのか? おそらく表面的な診察に終始するのが関の山ではなかろうか。

(長生堂 院長 齊藤治道)

 

次回は、Oリングテストについてお話いただきます。

 

 

 

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2014年6月15日(日)東京都文京区白山4丁目にてキンシバイを撮影
花言葉:「秘密」「きらめき」

 

 

今回も、5月30日付記事より連載しております、私がお世話になっている長生堂 院長 齊藤治道先生によるエッセイ「自然治癒力を生かす『重心七軸調整法』」をご紹介いたします。

 


齊藤 治道  略歴

1954年 宮城県生まれ。23歳から治療の道に入る。
長生学園で長生医学(整体療法)を学び、関東鍼灸専門学校で鍼灸治療を学ぶ。
厚生労働大臣認定(鍼師、灸師、指圧マッサージ師)の免許にて開業。これまで述べ15万人あまりの相談者を施術。
各種整体、カイロプラクティックやOリングテストをはじめ鍼灸等東洋医学の研究、研鑽の結果「重心七軸調整法」の治療体系を編み出す。
長生堂(東京オフィス、仙台オフィス)院長
健体康心の集い(自己整体法である導引法を指導)主宰
著書 「図説導引法」(非売品)
日本長生医学会会員。日本バイデジタルOリングテスト医学会会員。少林寺拳法五段。

 

 

4-1 身体運動系(筋肉、骨格系)の歪みと生命エネルギーの伝達妨害

 

私は治療を受けにくる方々から様々な症状の相談を受ける。私の問診表(カルテ)は、内科的状況をはじめ、全身の事柄について記入できるように作成してある。何故かというと、身体は本来統合された存在で科別に分けられたシステムで機能していないからである。

 

本題の生命エネルギーの伝達妨害と、不調症状の関係であるが、身体は脳からの神経(生命)エネルギーが全身へ円滑にくまなく伝達されていて、かつ必要な栄養を摂取し、適切な運動と休養のバランスがうまくとれていれば健康は維持できるのである。しかし重力上「背骨を中心とする体軸や、身体七ヶ所にある重心軸」が狂っていると、脊髄を収めている大黒柱である脊椎が歪み易くなり、脳からのエネルギーが正常な量で伝達されなくなるため、機能低下を起こし結果的に症状を発するのである。

 

従ってこの症状の本来の意味は、運営本部である先天的知能から身体に軌道修正を促す信号なのである。

 

この運動系の歪みは、初めは機能的疾患として現れているが、放っておくと徐々に進みついには器質的疾患に及んでしまうのである。

 

<症例>

一人の患者の多岐にわたる症状(顎が痛い、目の奥の痛み、生理痛がひどい、立ちくらみ、脳貧血、低体温で35℃しかない、低血圧で85から上がらない、朝起きれない、顔色が悪く食欲がない、腰痛、肩こりがひどい、便秘、下痢、冷え性、等々)が一度の施術を受けた後、約1ヶ月で全快。体温は36,3℃、血圧は100まで上がり、人生が一変してしまうような事実がここにある。

 

2007年東北大学歯学部に招かれ「顎と全身、重心重力の関係」についてのお話しと調整の実技をお見せした。その際、前述の患者さんに許可を頂き、大学の先生方にその方のカルテを公開したところ、「血圧や体温の回復など医学にみてこんなことは奇跡です」と、信じられない表情であった。当方の論理的説明にもかかわらず医学者は頭が固いもので、枝葉末節的ミクロの研究に於いてはすばらしい成果を挙げているようではあるが、もっと柔軟性のあるダイナミックな発想の転換が必要と思われてならない。

 

 

4-2 自然治癒能力の補足

生き物は自らを治す力を持っている。簡単な切り傷や軽度の火傷或いは風邪等は、無理せず養生すれば勝手に治ってしまうことは我々は知っている。ところがある程度以上ひどい怪我や病気は、人工的な治療を施さないといけないことは医学的常識でありここで説明するまでもない。現代医学から生命エネルギーや自然治癒力が妨害されるという概念はあまり見当たらない。

 

細分化されたミクロの研究も重要であることは理解できるのであるが、大地に立つマクロの基礎的構造の正体、歪体をしっかり研究し、完全設計された人体に、本来備わっている先天的知能から発する自然治癒(良能)作用を、十全に発揮させるための方法を基礎にするならば、かなりの疾病は自ら治癒に導かれ、予防も可能となるのである。従って身体の歪みを正さずに部分的治療に終始することは、底の抜けた器で水を汲むのに等しい。

 

私の施術のための診断法と調整法の目的は、各人に内在する叡智である「先天的知能」と、その発動の結果現れる「自然治癒能力」の存在の証明と、その啓発である。従って施術行為は、症状という結果にのみとらわれた対症療法ではない。

 

施術から次の施術までは必ず10日から2週間ほど間隔を置くのが常である。その意味は神経(生命)エネルギーの伝達妨害を正したならば、身体は自然治癒作用によって可能な限りよい状態に適応しようと動き始めるのである。そのエネルギー伝達がしっかり展開されている限り、余分な人為的施術は加えない方が良いからである。

 

(長生堂 院長 齊藤治道)

 

次回は、先天的知能(生まれながらに内在する叡智)の役割等についてお話いただきます。

 

 

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2014年6月1日((日)7:20
東京都千代田区平河町にてタチアオイ(立葵)を撮影
花言葉:「気高く威厳に満ちた美」

 

 

今回も、5月30日付記事より連載しております、私がお世話になっている長生堂 院長 齊藤治道先生によるエッセイ「自然治癒力を生かす『重心七軸調整法』」をご紹介いたします。

 


齊藤 治道  略歴

1954年 宮城県生まれ。23歳から治療の道に入る。
長生学園で長生医学(整体療法)を学び、関東鍼灸専門学校で鍼灸治療を学ぶ。
厚生労働大臣認定(鍼師、灸師、指圧マッサージ師)の免許にて開業。これまで述べ15万人あまりの相談者を施術。
各種整体、カイロプラクティックやOリングテストをはじめ鍼灸等東洋医学の研究、研鑽の結果「重心七軸調整法」の治療体系を編み出す。
長生堂(東京オフィス、仙台オフィス)院長
健体康心の集い(自己整体法である導引法を指導)主宰
著書 「図説導引法」(非売品)
日本長生医学会会員。日本バイデジタルOリングテスト医学会会員。少林寺拳法五段。

 

 

3-1  宇宙の叡智と先天的知能の存在

 

重心七軸調整法を正しく知って頂くためには、まずその根底にある自然観や生命観を理解して頂く必要があります。

「何故生きていけるのか」「何がこの健康を維持しているのか」健康な時にこんなことを考える人はまずいないと思いますが、こうした生命の不思議を考えなければなりません。

 

私たちはこの地球に生まれ、その自然法則の中で生きていくための基本的条件を無償で与えられている。つまり地球という大きな生命の中で生かされているというわけである。

森羅万象、すべては人知では計り知れない宇宙の叡智の結果として具現化されているのだということは、誰にも否定しえない事実である。

 

「重心七軸調整法」では、この自然界を統合する普遍的な力を「宇宙の叡智」と呼び、この普遍の叡智に対応してすべての生物には「先天的知能」が備わっているという根本的論理を基に人体をみていくのである。

身体の生命現象は、先天的知能の上に成り立っており、決して後天的(教育された)知識によって、この複雑なる機能が営まれている訳ではありません。

 

人体は小宇宙である。約60兆個という天文学的数の細胞から構成され、これを140億個の脳細胞がつかさどっている。数えきれないほどの情報を整理し、全身へとフィードバックする力も、そのほとんどが脳に存在している。

教育を受けていない幼児や、動物にも身体を正常に保つ能力があることは誰にでも理解できるであろう。潜在的な無意識の力が消化、吸収、排泄、呼吸、循環、血圧、生殖、体温、内外の傷の修復、防衛等々、瞬時にそして刻々と一番いい状態に間違いなく調節しているのである。

 

3-2 すべての生物に備わっている内在する叡智「先天的知能」

「先天的知能」とは、我々の体内に生まれながらに備わっている普遍の能力(叡智)である。それは内なる自然、内なる生命力、内なる健康、内なる気力である。

あらゆる生き物の生命活動の原動力で食べる、歩く、息をする、眠る、考える、生まれる、成長する、怪我を治す、感染症から身を守る、環境に適応する、発見、発明する。その他すべての生命活動は「脳という発電所」と「神経という電線」のような役割を持つ神経エネルギーシステムによって営まれている。

この内なる自然の叡智は、生まれながらに我々の体内に存在し、病気からの回復や健康を維持する奇跡と思うほどの能力も、つまりはこの「内なる叡智」の成せる「妙であり、技」なのである。

 

卵子と精子がミクロの世界でめぐり合い、生命が誕生する現象も、どのような「力やシステム」がそれをやり遂げてくれるのか?驚くほど完璧なシステムが体内で活動しているのである。我々人間は、当たり前すぎてこれに気づきません。実は内なる自然(叡智)である先天的知能は、ひと時も休まず体内を運営しています。私たち人間の教育された知識や能力を、はるかに超えた大いなる知能でこの生命現象をやり遂げています。その力が人生を創造的なものに満ち溢れさせてくれているのである。

 

私たちの体の外にも、皮膚を隔てて同じような大自然の叡智の働きがある。

この大自然界の大いなる生命力の営みのおかげで、体内の内なる自然である生命の歯車の仕組みがその限界を向かえるまで休まず働き続けるのである。

 

<症例>

80歳老婦人、突然偏頭痛と嘔吐のため、即日入院。

大きな病院なのですべての検査をするも、原因不明。水を飲んでも吐くため、鎮痛剤と栄養補給の点滴の毎日であった。39日経ても一向に改善されず、本人はこのまま病院で死ぬものと思っていた。40日目に外出許可にて当方に来院。

西洋医学的には原因不明であるが、やはり神経エネルギーの伝達妨害が後頭骨と第一頚椎及び大後頭神経に存在。他に重心軸を主る手首や足首にも支持力低下がOTにより判明したので調整したところ、その日の夕食で初めて重湯が飲めた。そしてめでたく5日後に退院された。

 

(長生堂 院長 齊藤治道)

 

次回は、身体運動系(筋肉、骨格系)の歪みと生命エネルギーの伝達妨害等についてお話いただきます。

 

 

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2014年5月17日(土)6:51 東京都目黒区東山1丁目にて箱根(源平)ウツギを撮影
花言葉「移り気」 

 

 

 

健康という「宝」

 

人類は大昔から「不老長寿」に憧れてきた。秦の始皇帝は、不老長寿を願って医の知識を有している人を国中から集めて研究にあたらせたそうである。しかし、「寿命」には勝てなかった。人間の寿命だけではない。どんなに美しい花とて、やがては枯れ、土にかえる。生と死は、大自然に組み込まれた聖なる法則、宇宙の摂理であるからして、それから逃れることはできないが、それでも人間は、生への執着をして、健康で長生きすることを願ってやまない。それだけに、健康を害する兆しや異変が生じると、他の事に手がつかなく…いや、他のことは“どうでもいい”ように思えてくる。どんな一大事なこととて、健康以上に大事なことは存在しないからである。

普段は好き勝手な、健康に悪い生活をおくってきた人ほど、健康に異変が生じてはじめて、健康がいかに大切であるかということに気付くようだ。

 

「病」に関する諺や故事は多くある。「医者の不養生」、患者に健康上の注意を説く医者も自分の健康には注意しない。健康の理屈を誰よりも知っている医の専門家ですら、自分の健康には実行が伴わないのだから、普通の人はなおさらであろう。そのほかにも「薬人を殺さず医師人を殺す」、これは、薬が人を殺すのではなく、その薬の使い方を間違った医師が人を殺すという意味。「薬より養生」、薬を飲むことで健康を保つより、日ごろの養生のほうが健康には効果があるとの意味。同じ意味で「一に看病二に薬」という言葉もある。「薬も過ぎれば毒となる」、薬にも適量があって、飲み過ぎればかえって健康を損ねる。こうした言葉は、健康を追い求めてきた先人たちの知恵から生れた言葉だが、どれもが大切な教訓である。

 

健康といえば、一年前までは、常に大声で怒鳴っていた高井先生が、最近ではあまり怒鳴らなくなった。怒鳴るのは健康の証しでもあるからして、元気な声で放たれる「高井節」が聞かれないのは少しさみしい気がしなくもない。無理もない。高井先生も今年で77歳、後3年で80歳、法曹界で半世紀にわたって活躍してきた実績と存在感は、それなりの足跡として刻まれており、その影響力は今なお健在でもあるのだが、天はここにきて、喜寿を迎えられた先生に、『その間、本当に御苦労さまでした。アベノミクスに腹をたて、ミャンマーや中国にまで出かけて忙しく業務をこなしているのを少しセーブして、そろそろ隠居の準備でもされてはどうですか。後は、好きな趣味に戯れつつ、人生を楽しんでください』と告げるかのように、先生の元気度を少し調整しているのかもしれない。

孔子の論語に、三十にして立つ、四十にして惑わず、五十にして天命を知る、六十にして耳従い、七十にして心の欲する所に従う」とあるが、八十歳からはない。ということは、八十歳になったら仕事も人間関係も、すべての執着から解放されて、自然に帰すように、仏のように生きることを志せ、ということではないだろうか。

 

高井先生に限らず、人間、体調が悪いと何事においても意欲が減退する。それこそ、健康は富以上に尊きもの、宝といっても過言ではない。世界一の富豪でも健康に支障をきたしたら、財産なんてどうでもいいように思えてしまう。

思えば、百年足らずの人間の寿命など、宇宙の時空に比ぶれば“瞬きするほどの一瞬”でしかない。して、その瞬きするほどの一瞬を我欲で充たそうと一生懸命に励んでいるのが愚かな人間である。でも、人生は上手く出来ていて、そのへんは天がちゃんとバランスをとって調整しているような気がする。すなわち、我欲に寿命をすり減らしている人ほど、健康に支障をきたすようにできている、とも思える。

 

十数年前にイタリアで発行された雑誌に「健康への秘訣」という言葉があった。それによると、「陽気(笑いと楽観的思考・ポジティブな考え)」「与えよ(モノや金を与えることだけではなく、布施の心、笑顔を与え、安らぎを与え、癒すことばを与える。モノに執着する気持を捨てる)」「腹八分目(過飲過食は早死のもと)」「感謝すること(自分を下げて全てに感謝し、謙虚に生きること)」「怒りは毒(赦し、受け入れる)」、「愛ある生活(他人が喜ぶことを糧にする)」、だそうである。これらの言葉には、聖書に記されている「与えよ さらば与えられん」のように、カトリック文化的な思考が感じられるが、「執着するな」という言葉は「無常」に繋がる仏教的な言葉でもある。要するに、長生きの秘訣はイタリアもアジアも世界共通であり、どれもが「人生の生き方」につながっている。ということは、健康や病は生き方における「結果・現象」なのかもしれない。事実、お伽噺や童話に出てくる「お爺さん・お婆さん」や「七福神」をみると、みな人が良さそうで、明るく、やさしそうに描かれており、その笑顔は、健康そのものである。

 

最後にもう一度記しておくが、健康ほど大切なものはないのだから、くれぐれも健康には注意をはらってほしい。

 

2014年5月4日(日)7時27分 東京都港区芝公園にてユーフォルビアを撮影
花言葉:幸運を祈る

 

 

前回(5月30日付記事)に引き続き、私がお世話になっている長生堂 院長 齊藤治道先生によるエッセイ「自然治癒力を生かす『重心七軸調整法』」をご紹介いたします。

 


齊藤 治道  略歴
1954年 宮城県生まれ。23歳から治療の道に入る。
長生学園で長生医学(整体療法)を学び、関東鍼灸専門学校で鍼灸治療を学ぶ。
厚生労働大臣認定(鍼師、灸師、指圧マッサージ師)の免許にて開業。これまで述べ15万人あまりの相談者を施術。
各種整体、カイロプラクティックやOリングテストをはじめ鍼灸等東洋医学の研究、研鑽の結果「重心七軸調整法」の治療体系を編み出す。


長生堂(東京オフィス、仙台オフィス)院長
健体康心の集い(自己整体法である導引法を指導)主宰
著書 「図説導引法」(非売品)
日本長生医学会会員。日本バイデジタルOリングテスト医学会会員。少林寺拳法五段。

 

 

◎大宇宙と小宇宙

 

自然界に思いを馳せ、視野を大きく広げてみると、この宇宙空間には様々な法則や真理というものが、寸分の狂いもなく、理路整然と働いていることは科学によって解明されてきている。

 

大昔の人達は夜空に無数にある星々を観て何を考えていたのであろうか?現代は科学の発達により、地球そのものも含め、遠くは太陽系から銀河系大宇宙に至るまで数値で表すことが可能になった。

 

この地球は時速約1700kmの速さで自転しながら太陽を中心に公転しているという。

{赤道周囲→4万(km)÷24(時間)=1666(km/h)}※秒速にすると500m/s

 

時速1700㎞という想像を絶するスピードで回転すれば通常遠心力でバラバラになるであろうと想像するが、地球の引力によって何の影響も受けず毎日を過ごすことができるのだそうだ。このようなあらゆる法則に身をゆだねながら地球上で生きている。

 

太陽自体も自転しながら十二個の星達(太陽系)と共に銀河系の宇宙を公転している。さらに銀河系の星座群もまた理路整然と、それぞれ自転しながら広大なる大宇宙を大公転しているという。すごい話である。

 

我々の生命の場である地球は、24時間の自転と、春夏秋冬という365日の公転が延々と続いているのである。我々は夜が明けると1日の始まりを感じる。「また同じ1日が始まる」と思う人は多いのかもしれない。しかし同じ時間、そして同じ1日は前述した宇宙の運行秩序から観ても決してあり得ない、過去に戻ることはあり得ないのである。これを分かり易くいえば、バネのコイルを縦にして螺旋状に進むことと似ている。時間は、この中を常に一定の速さで未来に向かって動き続けているのである。今、仮にこの動きを止めた状態を、我々は何時何分何秒と呼んでいるが、時間は一時も止まらないのである。

 

小宇宙である我々の生命も60兆個という細胞が常に止まることなく新陳代謝を繰り返し、それは生きている限り止まらないのである。新陳代謝という生命活動が止まるということは、生命の死を意味しているからである。

 

人は誰もが限りある時間(一生)の中で、生命の「始、中、終」という流れによって今を生きる定めになっている。だからこそ今、今が大切なのである。

 

 

◎生命の神秘=統合された人体の機能は絶妙なる 叡知の集合体

 

人体は60兆個の細胞で構成されていることは今述べたが、人体発生の大元はたった1個の受精卵から始まっている。子宮に着床した受精卵は10か月の月日の中でDNAに忠実に人体を作り上げていく。

 

以前NHKの番組で、受精の瞬間をとらえた場面が放映された。

受精の瞬間、何かを得たように「受精卵が放射線上に光を放つ」のである。

カメラの進歩もさることながら、その時の感動が今も私の心に生々しく記憶されている。まさに生命の神秘の始まりである。

 

母体の生命と胎児の生命の2人3脚で成長していく胎児は10か月後オギャーと産声をあげ息を呼く。(呼吸の始まりは字の如く先に呼くことから始まり、死ぬ時は息を引き取るといい、吸ってこの世を去るのである)その時、今まで母体から受けていた生命の流れである臍帯循環は止まり、自力(肺)循環に切り替わるのであるが、それに伴う循環系の変化はとても劇的である。この瞬間が生命の1人立ちの第一歩といってもいいであろう。このような人体生理の仕組みを知ると驚き以外の何物でもない。科学がいくら進歩しても、生命の仕組みは作れない。

 

太古の時代からこのような生命の絶妙な働きが繰り返されてきたのである。まさに生命は完全なる叡知(小宇宙)の集合体である。

 

 

次回は、重心七軸調整法を正しく知って頂くために、まずその根底にある自然観や生命観について、「宇宙の叡智と先天的知能」をテーマにお話いただきます。

 

2014年5月4日(日)7時15分 東京都港区芝公園にて赤花杤の木を撮影
花言葉:博愛

 

今回より数回にわたって、私がお世話になっている長生堂 院長 齊藤治道先生によるエッセイ「自然治癒力を生かす『重心七軸調整法』」を連載いたします。

 

齊藤 治道  略歴
1954年 宮城県生まれ。23歳から治療の道に入る。
長生学園で長生医学(整体療法)を学び、関東鍼灸専門学校で鍼灸治療を学ぶ。
厚生労働大臣認定(鍼師、灸師、指圧マッサージ師)の免許にて開業。これまで述べ15万人あまりの相談者を施術。
各種整体、カイロプラクティックやOリングテストをはじめ鍼灸等東洋医学の研究、研鑽の結果「重心七軸調整法」の治療体系を編み出す。

長生堂(東京オフィス、仙台オフィス)院長
健体康心の集い(自己整体法である導引法を指導)主宰
著書 「図説導引法」(非売品)
日本長生医学会会員。日本バイデジタルOリングテスト医学会会員。少林寺拳法五段。

 

 

1-1 自然治癒力を生かす「重心七軸調整法」について

 

背骨をはじめ全身の筋肉、骨格系のくるい(歪み)が多くの身体異常の基になっていることを現代医学は気づいていない。

 

病院を訪れる患者の70%は現代医学の粋を集めた機械を用いて検査をしても原因がつかめないといわれている。この医学的フィルターにひっかからなければ原因不明で、痛みがあれば「鎮痛剤」というようにすべてが対症療法である。更に不思議なことは、1人の人間を各科別に分け、かつ細分化されたシステムになっている。昨今の「専門医制度」という区分リストを見ると70あまりにも分けられているのである。そこには人間本来の統合性という基本的考えが全く見られず、ますますパーツ単位的な医療となっている。その結果、不用な多くの薬を出しすぎて、健康保険の無駄使いを招いていることはとても残念でならない。患者サイドもこのようなことに気づきもせず、処方された薬を素直に服用して、その副作用のために更に体調を崩すという悪循環を招いている現実を度々目の当りにする。

 

本来健康な体を創るためには「心 体 食」を正すという基本的法則がある。本当の健康の力は統合されているもので、身体内部に生まれながらに内在している「先天的知能」がしっかりそれを支えているのである。この根本原理を見失い、枝葉末節的思考で症状だけを叩いても、真の健康からはほど遠いものになってしまうのである。

 

人間の身体にはもっとダイナミックな「自然治癒力」という基本的なシステムがあり、「脳という発電所」と「脊髄という送電線」そして「全身へのエネルギーシステム」という流れを万全にすることで、かなりの不健康者が健康をとり戻せるのである。紙面の都合上、ここでは「心 体 食」という健康三原則の中の「体」の構造を自然法則に基づいて、正しく調整することで得られる健康回復のメカニズムについて解説していく。

 

 

1‐2 重心七軸調整法による自然治癒力の発動で完治した症例

 

私はこれ迄、述べ15万人あまりの患者さんの施術(治療)を行ってきた。

診断及び治療部位はOリングテスト(以下OT)によって、その人すなわち患者自身の「脳」から情報を導き出し、「手技」によって治療を行うという特殊な手法を用いている。

 

但しこの手法は超能力の類ではないことを前置きしておく。そしてこの技法はその背景にある論理を理解し、トレーニングを積めば誰にでも可能なことなのである。(OTの詳細は別途後述する。)

 

まず初めに、重心七軸調整法の手法によって驚異的治癒を示した実例を紹介する。

 

<症例>

H22年4月22日昼、生後3ヶ月の男の赤ちゃん(K.K君)の相談を受ける。

出産時、産道で頭がつかえ、8時間に及ぶ超難産で生まれた。産後、自力で排便出来ないため、浣腸に依存。専門医からこれ以上浣腸を続けるわけにはいかないので「人工肛門しか道はない」と通告を受ける。家族はその子の将来を考えると眠れない日々を過ごしているという。

赤ちゃんは言葉の意味も理解できないため、OTは母親が行う。K.K君をOTによって読みとると、悪い場所は大腸の「下行結腸、S状結腸、直腸、肛門」と判明。エネルギーを通す配線(神経系)は設計図通りできているが、これを活動させるための神経エネルギーが超難産に際し、死ぬ思いをしながら生まれたショックで、流れなくなってしまったのが原因と分かった。

ここにエネルギーを流すためのスイッチは第一頚椎の左(OT)。吸引分娩のため、左頭頂骨はいびつに盛り上がっているが、脳の機能は異常なしとOTで出るも、頭頂骨付近のエネルギー低下がある。ここへの対応部位は左手首の月状骨である(OT)。これら2ヶ所への微細な圧で瞬間調整。診断治療に要した時間は15分弱。その日の夕方よりお腹がグルグルと音を出して動き出し、大量の黒色便(宿便)を排泄。1回の施術で完治してしまった。

1ヵ月後再診するも、頭頂骨も普通に戻り排便も全く異常なし。自力排便不可の状況では、母乳の飲み方も弱く、発育不良であったがその後、急速に馬力アップし体重も順調に増えた。

 

自然治癒力の働きは偉大であることに驚かされた症例である。

(長生堂 院長 齊藤治道)

 

次回は、重心七軸調整法を正しく知って頂くために、まずその根底にある自然観や生命観について、「大宇宙と小宇宙」をテーマにお話いただきます。

 

 

2014年5月4日(日)7:22 東京都港区芝公園にてマーガレット(白)を撮影

花言葉:心に秘めた愛

 

前回に引き続き、昨年11月8日(金)に、愛知県豊橋市にある愛知県立時習館高等学校を訪問し、また、同じく豊橋市にある合名会社小田商店を訪問した時のお話をします。

 

時習館高等学校を辞去し、同じく愛知県豊橋市にある合名会社小田商店を訪問しました。

小田商店 http://www.oda-shouten.com/

 

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小田商店は、今も昔ながらの伝統醸造法で、よい商品はよい原材料から安心安全をモットーに豆みそ、たまりしょうゆ造りを営んでいます。10時15分頃に到着し、私と同年代の店主・小田晃一様のご案内で、蔵の中を見学させていただきました。大きな杉の桶があり、そこにはしごを掛けて、私も登ってみました。3段か4段ほどのぼると、樽の上部を覗き見ることができて、そこには、大きな石、長良川か揖斐川、木曽三川の河原に転がっているような丸い石(7キロから8キロ)が積み上がって置いてありました。この杉の桶は、100つもあるそうです。この杉の桶は7トンのみそが仕込んであるそうで、これを1年半くらいを目途に木桶の中で発酵させるのだそうです。また、第三工場では、「たまりしょうゆ」を作っていましたが、空気を抜くようにしながら圧力をかけて仕込んでいる工程をみました。一般のしょうゆの原料は大豆と小麦の割合がほぼ同じですが、「たまりしょうゆ」は大豆が大半ですので濃厚な味の商品に仕上がるという違いがあるそうです。

 

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いまは、小田商店のような、天然の、昔ながらの製法が一大ブームになっているそうです。そのブームを受けて、小田商店では最近、通販を始めましたがこれが大好評とのことで、全国に販売しており、私も、昨年のお歳暮で使わせていただきました。

 

小田商店のみそは、愛知県の名産である「豆みそ」です。大豆と食塩、水だけを原料に、蒸した大豆を玉にして、全量を「豆麹」とし、伝統的な技法で長期間熟成させてつくられるものです。東海地方の夏は高温多湿でみその酸敗(脂肪類が酸化してすっぱくなること)が起こりやすいため、大豆に麹菌を直接に安全に生育させる「味噌玉製麹」という伝統的な技法で造られる豆みそは、夏場の高温多湿に耐え、長期保存できるみそという長所があるそうです(参考:「愛知の豆みそ公式サイト」http://aichimiso.jp/index.html)。

 

麹は、日本人の食生活に欠かせないもので、小田商店でつくっているみそや醤油のほかにも、焼酎や日本酒も、麹がないと作れません。麹とは一体何かというと、蒸した穀物(豆みそでいえば大豆)に、こうじ菌という一種のカビが繁殖できてできた発酵食品を指すとのことです。麹のような発酵食品は免疫力を高めると言われており、なかでも麹をつかった発酵食品であるみそは、「味噌汁を飲む頻度が高くなるほど、胃がんの死亡率は低くなる」(1981年当時・国立がんセンター研究所平山雄疫学部長調査)、「みそは放射線被曝から身体を守ってくれる働きがある」(広島名誉教授・渡辺敦先生著書『味噌力』)等の効果があるといわれているそうです。ロシアのチェルノブイリ事故のときは、ロシアへの豆みその輸出が大幅に増えたそうです。

 

 

さて、小田商店の店主・小田晃一様とは、みそやたまりの話以外にもいろいろとお話をしていましたところ、私が訪問してきた時習館高等学校をご卒業されている方で、先に述べた通販も、もともと時習館高等学校の同窓会名簿を元に始めたそうです。ここ豊橋の地を離れて各地で活躍してきた同級生たちに、慣れ親しんだ豆みそやたまりしょうゆの案内を出したところ、大流行になったとのことでした。

 

小田晃一様はとても謙虚な素敵なお人柄で、ほかにもいろいろとお話いたしました。話に華がさき、10時50分ころ辞去しました。

 

 

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2014年5月9日(金)私の77歳(喜寿)によせて
奥田久仁夫先生(奥田税務会計事務所)からいただいた胡蝶蘭を撮影
花言葉:「あなたを愛します」 

 

前回に引き続き、昨年11月8日(金)に、愛知県豊橋市にある愛知県立時習館高等学校を訪問し、また、同じく豊橋市にある合名会社小田商店を訪問した時のお話をします。

 

時習館高等学校は、古くさかのぼれば吉田藩(藩主松平伊豆信復)の藩校を前身とし(創設1752年)、その「時習」という校名は孔子『論語』の「学びて時にこれを習う(学而時習之)…」の一節から来ているという非常に歴史のある高等学校です。一度藩校が途絶えた時期があり、復活したのが明治26年ですので、そこから数えれば120年の歴史を誇ります。

 

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校長の林誉樹先生、教頭の木藤政美先生に詳しく時習館高等学校の特色を聞きしたところ、公立高校としては全国で2番目に広い学校であるということでした。一番大きい学校は北海道にあるとのことですが、これは農業高校ということですので、普通科の高等学校としては全国で一番広いということになります。もともと軍用地であった場所だそうです。

 

その他の特色としては、海外に姉妹校が3校あり、セント・ポールズ校(イギリス)、セント・ポールズ女子校(同)、オットー・フォン・タウベ・ギムナジウム校(ドイツ)です。セント・ポールズ校は、男子私立校で、イギリスのパブリックスクール伝統校The Nineのひとつに数えられる、英国屈指の名門校です。平成21年度より、交流がはじまって、毎年3名から4名ほどの相互の学生が短期間のホームステイや学生生活を楽しむそうです。また、平成20年度からは文部科学省が同校を「スーパーサイエンスハイスクール」(文部科学省が科学技術や理科・数学教育を重点的に行う高校を指定する制度)に指定しており、木曜日を除き週4日7限授業を行い、週34単位時間の授業を確保する体制とのことです。同校は、地域で各中学校のトップクラスの学生が集まる県内有数の進学校です。

 

さて、時習館高等学校訪問中には、内藤貴美子先生の在りし日のご活躍ぶりについてお聞きしました。古いアルバムのお写真なども拝見させていただきました。先生は、名物教師として有名で、非常に優秀な教師であり、合唱の指導がお得意だったとのことですが、小柄な背丈でいらしたのにもかかわらず、生徒を叱り飛ばす厳しい教育で有名だったそうです。いまの時代では珍しいことになりましたが、一生転勤せずに、定年退職後も、時習館高等学校で講師としてご活躍されました。昭和23年5月から平成3年3月まで約51年間、半世紀以上、御奉職されたとのことです。その後、平成14年4月に85歳で他界されました。翌年の平成15年5月24日には、内藤先生を偲ぶ追悼コンサートが、豊橋市市民会館で開かれる等、教え子のみならず多くの市民に親しまれ慕われた方であったとのことです(参考:平成15年5月25日付東日新聞)。

 

次回に続く

 

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